大会長挨拶

第46回日本産婦人科医会性教育指導セミナー全国大会

大会長 赤﨑 正佳 (奈良県産婦人科医会 会長)

大会長挨拶

第46回日本産婦人科医会性教育指導セミナー全国大会

第46回日本産婦人科医会
性教育指導セミナー全国大会

大会長 赤﨑 正佳
(奈良県産婦人科医会 会長)


 この度、第46回日本産婦人科医会性教育指導セミナーを奈良県産婦人科医会の担当にて、令和6年7月28日(日)に開催させていただくことになりました。
本セミナーは、日本産婦人科医会の重要な学術集会の一つであり、その内容は性教育に限らず、社会の変化に伴い少子化問題、性の多様性、性暴力被害等、多岐にわたるテーマが取り上げられてきました。この歴史のある学術集会を奈良県で開催できることを大変光栄に存じます。

 今回のメインテーマは、「どうするネット社会の性教育~SNSの功罪を考える~」といたしました。
 性教育は、0歳から始めるべきと言われていますが、本邦におきましてはどの世代においても性教育を十分に受けているとは言い難く、また、産婦人科医療に関連しては妊娠・出産、不妊、がん、更年期障害等の女性のライフステージに応じた疾病の予防・治療や健康維持・増進についての啓発も不十分だと言わざるを得ないと考えております。

 また、近年、インターネットやSNSの普及により情報検索・発信、また様々な活動やサービスがオンラインにて多数行われ、日常生活において必要不可欠となっています。その一方で性的な内容の情報も簡単に入手できるようになり、性被害の状況がSNSで拡散されるなどその弊害が問題化されています。医学的情報もネットで得られるようになってきていますが、情報の取得は簡単にできるものの、必ずしもすべての情報が正確とはいえず、却って不安や混乱をもたらしていることも少なくありません。これらの問題は、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、インターネットの使用が加速したことによりますます大きくなったと考えております。

 本セミナーでは、様々な立場の第一線でご活躍の講師から産婦人科医療を含めたネット社会における性・性教育に関する問題についてご講演いただき、それに基づいて幅広い世代・社会的役割の異なる方々が一緒に考える機会にしたいと考えております。

 また、関連行事として県民公開講座を前日の7月27日(土)になら100年会館にて開催いたします。メインテーマを「子どもと性を語るには」とし、性に関する知識の話やSNSを利用し様々な質問にも答える予定をしており、子どもたちや大人が性を身近に感じ、性を語れるきっかけなればと考えております。

 「国のまほろば大和」の地より、みんなで向き合い見つめなおし次世代につなげるべく、関係者一同鋭意準備を進めてまいります。現地とオンデマンド配信にて開催いたしますが、奈良県でお会いできることを楽しみにしております。皆様の参加を心よりお待ち申し上げております。